菊地功大司教 枢機卿に

【10月6日CNS】教皇フランシスコは10月6日、バチカンでの「お告げの祈り」の後、12月8日に21人を新枢機卿に叙任すると発表した。日本からは、東京教区大司教の菊地功大司教(65/神言修道会)が選ばれ、2018年5月に任命された前田万葉枢機卿(大阪〈現・大阪高松〉教区大司教)に次いで、7人目の日本人枢機卿となる。
 教皇によって枢機卿に任命された21人の出身地は18カ国に及んでいる。
 内訳は8人が欧州、5人がラテンアメリカ、5人がアジア、アフリカから2人で、北米からはただ1人。
 新枢機卿の「出身地は教会が世界に広がっていることを表しています。教会は地上の全ての人に神のいつくしみ深い愛を告げ知らせ続けるのです」と教皇は、新枢機卿任命を発表する際に説明した。
 任命を受けた菊地大司教は、次の通り談話を寄せた。
    * 
 驚きの枢機卿任命でした。青天のへきれきとはこのことかと思いました。教皇様による親任(=叙任)は、私個人への栄誉ではなく、日本の教会への教皇様の熱い思いの表れであり、日本のそしてアジアの教会への祝福です。アジア司教協議会連盟で共に働くフィリピンのパブロ・ダビド司教様も一緒に任命されたことは、アジアの教会にとって大きな意味を持っていると思います。
 司教となってちょうど20年がたちました。この20年、新潟教区で、そして東京教区で、さらには全国で、多くの方に出会い、共に祈り、共に歩んできました。司教としての私を育ててくださった、その多くの方々に感謝致します。枢機卿という栄誉は、皆さんのものです。どうかその責務を私が十分に果たすことができるよう、お祈りください。

  • URLをコピーしました!
目次